弁理士

正社員が中心

知的財産に関する専門知識を活かし、特許庁への手続き等をはじめ企業の産業財産権全般についての業務に携わる。

就業者数
25,560
賃金(年収)
981.1万円
年齢
46.5
労働時間
159h/月
求人賃金(月額)
38.5万円
有効求人倍率
1.77
WHAT

どんな仕事?

知的財産に関する専門知識を活かし、特許庁への手続き等をはじめ企業の産業財産権全般についての業務に携わる。

特許庁に対する出願書類の作成や登録申請が主な仕事であるが、知的財産に関する専門家として、知的財産権の取得についての相談をはじめ、自社製品を模倣されたときの対策、他社の権利を侵害していないか等の相談まで、知的財産全般について相談を受け、助言、コンサルティングも行う。顧客のニーズも多様化し、出願以外の仕事も増加してきている。

知的財産権には、新規な発明を創作した者に与えられる独占権である「特許権」、物品の美的外観を保護する「意匠権」、商品やサービスの名前、マークを保護する「商標権」などがある。

特許の仕事では、依頼者からの資料をもとに、発明などの特徴を見出し、その特徴を分かりやすく説明した書類や図面を作成する。作成した出願書類を特許庁に提出し、登録できるかどうかの審査を受ける。審査において登録できないと判断された場合でも、反論や書類の修正を行って登録が可能となるよう手続きを継続する。特許権を取得する際には権利範囲が重要である。単に商品や技術をそのまま出願すればよいというものではなく、その商品や技術を特許の観点から適切に捉えて出願することが必要である。

意匠の仕事は、そのデザインの特徴や、その製品の機能・用途等をヒアリングした上で、出願の内容を出願人とともに検討し、必要な書類、図面を作成する。他者の意匠が登録されている場合にはそのデザインを採用できないので、事前調査をすることもある。

商標の仕事は、依頼者の業務内容を分析し、対象となる商品やサービス、商標の態様等を依頼者とともに検討する。対象商品・サービスについては権利の範囲を画することになるので、その選定は重要である。他人の商標が登録されている場合には、使用ができないので、使用できるか否か事前調査をする。そして適切な権利範囲を見極めて出願書類を作成し特許庁に提出する。

その他、競合他社の権利登録への無効審判請求や権利侵害に対して弁護士と共同で代理人となるなど、紛争処理も扱う場合もある。

弁理士法では、「弁理士は、知的財産に関する専門家として、知的財産権の適正な保護及び利用の促進その他の知的財産に係る制度の適正な運用に寄与し、もって経済及び産業の発展に資すること使命とする」と規定している。

よく使う道具、機材、情報技術等

文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

特許維持のために納付する特許料(年金)を管理する。
実施率 100.0%
重要度 3.18
手続き等の期限を管理する。
実施率 100.0%
重要度 3.67
依頼人から発明についての相談を受け、その技術内容を把握し、有用であるか、特許権や実用新案権などの権利が認められるかどうか検討する。
実施率 93.9%
重要度 3.74
特許庁に対して特許の出願の手続きをする。
実施率 93.9%
重要度 3.90
自社事業を保護する特許や、他社事業をカバーする特許を権利化する。
実施率 93.9%
重要度 3.77
提出済みの書類を管理する。
実施率 93.9%
重要度 3.35
先行出願・登録状況や審決例を調査し、権利が取得できるかを判断する。
実施率 90.9%
重要度 3.73
特許庁に提出する願書や技術内容を説明した図面などの必要書類を作成する。
実施率 90.9%
重要度 4.13

全21タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
文章力
読解力
説明力
傾聴力
論理と推論(批判的思考)
新しい情報の応用力

知識 ― 上位項目

33項目中
日本語の語彙・文法
法律学、政治学
事務処理
外国語の語彙・文法
工学
コンピュータと電子工学

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
座り作業
電子メール
空調のきいた屋内作業
厳密さ、正確さ
ビジネスレターやメモの作成
優先順位や目標の自己設定

アビリティ ― 上位項目

35項目中
記述理解
記述表現
発話理解
発話表現
選択的注意(集中する力)
アイデアや代案を数多く生み出す力
HOW TO

就くには

弁理士の国家試験に合格し、弁理士会へ登録する必要がある。この試験は学歴に関係なく受験することができるが、現在活躍している弁理士のほとんどが大学卒業者であり、理工系出身者が大半を占めている。

弁理士試験に合格する他、特許庁において、通算7年以上審判官又は審査官として、審判又は審査の事務に従事した者、又は、弁護士法により弁護士と認められる者も弁理士になれる資格がある。

上記資格に該当し、経済産業大臣又は大臣から指定を受けた機関が実施する、弁理士法に定められた実務修習を経て初めて弁理士登録をすることができる。

特許事務所や企業の知的財産部門に数年間勤務し、経験を積んでから独立するケースが多い。

仕事を通して、知的財産権を中心とする法律などの諸問題に精通することが求められる。特定の技術分野を専門とする人は、電気、機械、化学等、それぞれの分野の最先端技術の知識が必要となる。また、国際的にも知的財産権を巡っての競争や紛争は激しさを増しており、外国への出願、外国から日本への出願も多く、外国の弁理士と提携して仕事をすることもあり、英語をはじめ外国語の能力も必要とされる。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

大卒
73.5%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
73.5%
博士課程卒
29.4%
高専卒
2.9%
2年超~3年以下
23.5%
特に必要ない
20.6%
3年超~5年以下
17.6%
1年超~2年以下
14.7%
わからない
8.8%
6ヶ月超~1年以下
5.9%
10年超
5.9%
5年超~10年以下
2.9%
特に必要ない
35.3%
3年超~5年以下
17.6%
2年超~3年以下
11.8%
わからない
11.8%
1年超~2年以下
8.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
5.9%
10年超
5.9%
6ヶ月超~1年以下
2.9%
2年超~3年以下
29.4%
3年超~5年以下
29.4%
1年超~2年以下
11.8%
5年超~10年以下
11.8%
6ヶ月超~1年以下
8.8%
わからない
8.8%

関連資格

弁理士

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
85.3%
自営、フリーランス
26.5%
契約社員、期間従業員
8.8%
経営層(役員等)
8.8%
パートタイマー
5.9%
派遣社員
2.9%
アルバイト(学生以外)
2.9%

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